手荒れ
手荒れとは
手荒れとは、手の皮膚が荒れてひび割れたり、赤くなったり、かゆみを伴ったりする症状のことを指します。
主に乾燥が原因となっておこることが多く、季節の変わり目や、手洗いや家事などで手を多く使う人に起こりやすい症状です。
手荒れは、乾燥によって手の皮膚がバリア機能を失い、外部からの刺激に対して敏感になります。また、手荒れになると、かゆみや痛みがあるため、さらに手を洗ったり、こすったりしてしまい、症状が悪化することがあります。
手荒れの原因
- 乾燥による手荒れ
手は顔や体と比べて皮膚が薄く、汗腺が少ないため、乾燥しやすくなっています。
特に冬場の乾燥した空気や、エアコンの効いた室内などでは、手の皮膚が乾燥しやすくなります。
- 洗剤やアルコールなどの刺激物による手荒れ
家事や仕事などで手を洗ったり、洗剤やアルコール消毒液を使ったりすることが多い人は、手の皮膚が刺激され、荒れやすくなります。
- アレルギーによる手荒れ
手に直接触れたり、持ったりする物質に対してアレルギー反応を起こす場合があります。
例えば、ゴム手袋やネックレスなどの金属、化粧品、植物などが挙げられます。
- 皮膚疾患による手荒れ
手荒れの原因としては、湿疹や接触性皮膚炎などの皮膚疾患がある場合があります。
- ストレスによる手荒れ
ストレスや緊張などの精神的な要因によって、手荒れが悪化することがあります。
手荒れの治療
医師が手荒れを診断、原因を特定し、最適な治療を行います。
当院の治療は、乾燥が原因の場合は保湿剤の処方、アレルギーが原因の場合はステロイド剤の塗布や抗ヒスタミン薬の処方を行っています。
体質改善の漢方薬もあります。
手荒れの予防
手荒れを改善するためには以下の予防も重要です。
- 手を洗いすぎない
- 熱いお湯で手を洗わない
- 保湿剤をこまめに塗る
- 皮膚に刺激の強い洗剤や化粧品を使わない
以上のような予防を行うことで、手荒れの改善が期待できます。
手荒れのよくある質問
Q：手荒れは、自分で治すことはできますか？
A:軽度の手荒れであれば保湿クリームなどのスキンケアや手洗いの方法を改善することで、改善することができます。しかし、症状が重くなってしまった場合や、かゆみや炎症が強い場合には、皮膚科医の診察を受けることをお勧めします。
Q：皮膚科での手荒れ治療にはどのような方法がありますか？
A:皮膚科での手荒れ治療には、ステロイド剤や抗アレルギー薬、抗生物質などの薬剤を処方することがあります。また、保湿剤や油脂剤を使った保湿療法などの外用療法などの治療法があります
Q：手荒れの治療期間はどのくらいかかりますか？
A:手荒れの治療期間は、症状の重さや原因によって異なります。軽度の場合であれば、数日から1週間程度で改善することもありますが、重度の場合は数週間から数ヶ月かかることもあります。また、症状が慢性化している場合は、治療期間が長くなることがあります
Q：手荒れを予防する方法はありますか？
A:手荒れを予防するためには次のような方法があります。
・手をこまめに洗わず、必要な場合には石鹸を使用する
・手を乾かした後は、すぐに保湿クリームなどの保湿剤を使って保湿する。荒れた手で水仕事をする際には、手袋を使用する
・保湿効果のあるハンドクリームやハンドマスクを使用する
・湿度を保つために加湿器を使用する
・良質な食事や睡眠、ストレス解消などを心がける
以上のような予防を行うことで、手荒れを予防することができます
鴻巣で手荒れのご相談なら、第一さくらい医院 皮ふ科へ
TEL:048-543-0022